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5月の花-幸福の木の花-都忘れ草
幸福の木に花が咲きました。過去にも勤務していた事務所の幸福の木が花を咲かせたときに、みんなで珍しいなと言ってリースしている植物園に尋ねたら、『10年に1回ぐらいの頻度で咲くことがあります』と教えてもらったのを記憶しています。
『幸福の木』は、ドラセナ・フラグランスとかハワイアン・ティーとか言われますが、リュウゼツラン科ドラセナ属の植物と書いています。
また、和名は『匂千年木』で、キジカクシ科リュウゲツジュ属の植物で種類も数多くあります。

インターネットで調べても、いま一つ納得できません。
一つは、ひどく臭い匂いがあると説明されているが、我が家の花はかすかな甘い匂いがあります。夜香木と書いている記事もあります。

二つは、インタネット上に記載されている花と違うように思う。もっとも、ドラセナという植物の種類は数が多いので、花も似て非なるものでなく、少しづつ変化しているとも考えられる。

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都忘れ
9年ぐらい前に購入して、正に『忘れ晒されていた都忘れ』です。記憶しているのは、盆栽を始めたころに盆栽の飾りの山野草として使えないかと思って購入したものです。勿論、一度も展示に使用したことはありません。理由は、山野草というよりも園芸品種というように思ったためです。この花を盆栽展にて飾られているのを見たことはありません。
今まで疑問に思っていましたが、都忘れは、キク科シオン属の植物で、『ミヤマヨメナ』を江戸時代に園芸的に品種改良されたものです。

古典に出てくる「都忘れ」は、キク科ヒメジオン属の「東菊」であったとされています。
順徳上皇が、承久の変で佐渡に流されてその配所で読まれた歌が、都忘れの由来と言われます。(順徳上皇の父後鳥羽上皇も白菊が好きだったと言われています)
  
     " いかにして契りおきけむ白菊を 都忘れと名づくるも憂し "

購入して一度ぐらいは、植え替えた記憶はありますが、ことしの2月に株分けして植え替えたのできれいに花を咲かせてくれました。唯、花の色が白く変ったようにも思います。薄い水色だったような記憶います。

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by tjirocyo | 2010-05-23 09:01


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