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サボテンの花
サボテンの花を取上げてみました。
サボテンは、多肉植物の総称で、乾燥に強い性質を持っています。
現在は、熱い地域の何処にでもありますが、原産地は、南北米とその周辺の島の固有種でした。コロンブスが新大陸を発見し、サボテンの乾燥耐性と再生力の強さから、繁殖の猛威を振るい、他の大陸分布していったとされています。

サボテンのことは、「カクタス」といいますが、これはギリシャ語の「乾燥に強い」という意味だそうです。
ところで日本語のサボテンの名の由来は、16世紀に南蛮人によって持ち込まれました「ウチワサボテン」の切り口で汚れを拭いたり、樹液を石鹸として使っていましたので、「石鹸のようなもの」という意味で使われた言葉『石鹸体(さぼんてい)』が使われ、「シャボテン」となりサボテンとして定着したと言われています。

サボテンは、乾燥に強い反面、耐寒性があり、氷点下で育つ種類もあります。
繁殖は、自家受粉しないので、他株の花粉が必要となります。
そのためか写真の柱サボテンは30年以上育ていますが、この数年は毎年花を咲かせていますが、種子が出来ません。写真の花も、現在は種子のように球状の袋になっていますが種はなく、空です。
また、挿し木、接木や栄養繁殖(生殖体培養)でクローン苗が簡単に出来ます。

サボテンの仲間には食用になるものも多く、真赤な実の「ドラゴンルーツ」は、宮崎県産として有名です。

薬用として、傷の手当、熱さまし、糖尿病、二日酔、便秘、日焼け止などの効果が知られています。中でもアメリカインディアンが、「幻覚剤」として使用していたもの有名です。これは、アルカロイドという物質を含むサボテンがあるそうです。

日本名の由来となったサボテンが「石鹸」として使われたどのような物質が含まれているかを調べましたが、これを記述している記事は見つかりませんでした。
私は、洗剤に使用できる成分として植物にサポニンが含まれていることが多いので確認しようとしました、これもできませんでした。


8月9日に撮影しましたが、2日前ぐらいに開花が始まり、2日ほどの命です。
サボテンの花_e0140695_14371748.jpg


この柱サボテンは、30年以上育てています。約1m程の背丈になり、わき目の子が2個付いていますが数年前に株分けしたものが7株育っています。
サボテンの花_e0140695_14374567.jpg



最後に、あることで知りました歌の歌詞を紹介して、サボテンの命を思ってください。私は、通じるものを感じてメモを残していたものです。

ご存知の方は多いと思いますが、フジテレビで放映されました『ひとつ屋根の下で』うたわれた歌です。作詞:財津和夫、歌も歌ったと思いましが、チューリップが歌っているのもあります。


サボテンの花

ほんの小さな出来事に愛は傷ついて
君の部屋をどび出した真冬の空の下
編みかけた手袋と洗いかけの洗たくもの
シャボンの泡がゆれていた
君のかおりがゆれていた

絶えまなくふりそそぐこの雪のように
君を愛せばよかった
窓にふりそそぐこの雪のように
二人の愛は流れた

思い出のつまったこの部屋を僕も出てゆこう
ドアに鍵をおろしたときなぜか涙がこぼれた
君がそだてていたサボテンは小さな花をつくつた
春はもうすぐそこまで恋は今終わった

長い冬が終わるまで
何かをみつけて生きよう
何かを信じて生きてゆこう
この名が終わるまで
by tjirocyo | 2012-09-02 14:29


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